仕事をしていて、なんの問題もなく順調に進むのは、ドラマや映画位のものでしょう。
実際には、どれだけ仕事ができる人でも仕事に苦しんでいます。挫折と成功の合間でもがいているのです。当然普通の人は、簡単に結果が出るわけではありません。仕事をすれば、必ずうまくいかないことに直面するのです。上手くいけば喜びますが、上手くいかなければ落ち込むのが普通です。
では、どうしたら悲観的にならずに自分を納得させることができるのでしょうか。そのためには、挫折にはどのような意味があるのかを知ることです。上手くいかない経験をしたからといって、ネガティブにだけ考えるのは正しい捉え方ではありません。まず、上手くいかないことの意味は、自分自身が成長するためだと思いましょう。もし、自分が昔と何も変わっていなければ失敗をしたり、上手くいかないことに出会わないでしょう。つまり、その分だけ自分は成長しているのです。
次に、上手くいかない経験は、何かの学びのきっかけになるはずです。上手くいかなければ、それがどのようにしたら上手くいくようになるか、必死に考えるでしょう。そして、様々な先人たちの存在を知り、名言や格言について知ることになると思います。これは、自分への大きなギフトと考えてみてはどうでしょうか。大人になって学ぶチャンスがあるというのは、貴重なことです。
最後に、上手くいかなかったことの経験は、人に指導する立場になった時に役立つでしょう。自分が、会社の中で人の上に立つ立場になったなら、たくさんの悩みを抱える部下に出会うはずです。そんな時に、共感をしてくれる上司がいたら、部下はどれだけ心強くなるでしょうか。